平成29年度富山県立高等学校入学者選抜 – 東進衛星予備校 高岡駅南校

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平成29年度富山県立高等学校入学者選抜

[投稿日:2017.03.01]
[カテゴリー:入試 ]

これだけ見ると、富山高校の一人勝ちのようだが、中身が全く異なる。
富山高校の倍率が極めて高いのは、多すぎる富山中部志願者が敬遠せざるを得なかったと見るべきだろう。富山高校の1.13倍は全体の平均倍率1.15倍からすると驚くに値しないが、御三家としてはやはり高いから注意が必要だ。倍率に動揺せず、普段の力が出せれば番狂わせはないと思われる。富山中部高校の探究科の倍率の高さは群を抜いている。やはり富大付属の生徒からの志願者数が多いのだろうか。学科ごとに独立して合格者を決めるわけではないので、全体としては1.04倍と高岡と同水準で倍率自体は問題ないと言える。しかし、富山中部高校こそ、少数激戦でレベルの高い戦いになると思う。富山中部の人気が高い第一の理由は、校舎が新しくなったことで学習環境が良いと思われているからだ。さらに人気に拍車をかけているのは、平成27年度入試の東大合格者数の大躍進だ。現役合格者数15名に加えて、浪人12名と堂々たる結果であった。だが、懸念の材料がないわけではない。噂では昨年の浪人生が100名を下らないと言われている。生徒自ら浪人しても難関大を目指すというのは、立派だと思う。だが、100名以上の浪人数というのはいかがなものだろう。私の友人の息子さんは、何度も東大を受けるべきだと言われたが、他の難関大を受験したと聞いている。その決断、勇気こそが「自分で考える力」なのではないだろうか。今こそ、「自分で考える力」が必要なのだ。

高岡高校の受験について
高岡高校に人気がないわけではない。呉西地区で最難関、長い間全国にその名を轟かせた高岡高校に人気がないわけがない。昨年の34名不合格というのはショックだったと思う。特に高岡中心部のK中学で悔しい思いをした生徒が多かったと聞いている。大学入試でもそうだが、倍率の高い年の翌年は低くなるものだ。
今年の倍率は必ずしも高いとは言えないが、生徒一人が学年全体を変える場合もなくはない。その意味では今年の1年は注目に値する。探究科が学年全体を底上げするような気がする。どこの高校でもそうだが、小さなことから大きな変化が起こりうるものだ。あまり生徒を束縛しないほうが上は伸びる。生徒も少しわがままであっても、「自分で考える力」のある生徒が面白い。それを受け入れるだけの自由度が学校にあるか、どうかが問題かも知れない。
さて、呉西地区の高岡南高校の定員が1クラス減の160名になり、志願者の動向に注目が集まった。
志願者数は昨年とほぼ同じ、そのため倍率は1.26倍となった。高校全体が以前の高岡南高校とは全く違う。生徒に意欲を持たせ、やる気のある生徒が多くなったように感じる。課題をやっていれば良いという一言が消えたのがその転機だった。高岡南高校と競合する砺波高校、福岡高校も厳しい入試になったと言える。

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